ブリッジパズル

ブリッジパズル テクニック

ブリッジパズルはルールに従い島(数字)に橋をかけるパズルです。全ての島に正しく橋がかけられると、最後に全ての島がつながります。数字は島から引かれる線の本数です。線は1方向に2本まで引くことが可能で、斜めには引けません。島を飛び越えたり、線と線が交差してはいけません。

Puzzle Solution

スタートポイント

初級レベルのブリッジパズルでは、その島からの最大数の線をひかなければならないケースが度々でてきます。下記例題を見てみましょう。:

1. コーナーの④、サイドの⑥、盤面中央の⑧:

右上コーナーの4に注目してみます。この島から4本タテヨコに線をひくには、左ヨコへ2本、真下へ2本の選択肢しかありません。底辺中央の6に注目してみます。ここからタテヨコ6本の線をひくには、左ヨコに2本、真上に2本、右ヨコに2本ひくしか選択肢がありません。同様に、中央の8は真上、真下、左ヨコ、右ヨコにそれぞれ2本ずつひくことになります。決められた線の数がひけたら、数字にxマークをつけておきます。

Islands with 4 in the corner, 6 on the side and 8 in the middle (A) Islands with 4 in the corner, 6 on the side and 8 in the middle (B)

ベーシックテクニック

ある特定の方向に特定の数の線がひかれるパターンをいくつか紹介します。

1. 唯一の近所の島:

例題中、左下①の近所は唯一右に位置している③になります。 又、右上②に注目してみると、②からつなげられる島は、唯一真下にある③になり、それぞれ図のように島と島を結びます。 ①と②の島からはこれ以上線がひけないので、完了した印にxマークをしておきます。

Islands with a single neighbor (A) Islands with a single neighbor (B)

2. コーナーの③、サイドの⑤、中央にある⑦:

左下コーナーの③は、線を結べる島が2つあります。どちらかの島に2本、もう1方に1本かけられることは確実なので、とりあえずは1本ずつひいておきます。 同様に、右サイド⑤の島からは最低1本ずつ3方向に、中央⑦の島からは最低1本ずつ4方向の島に結んでおきます。

Islands with 3 in the corner, 5 on the side and 7 in the middle (A) Islands with 3 in the corner, 5 on the side and 7 in the middle (B)

3. コーナーの③、サイドの⑤、中央の⑦の特別なケース:

上記2で説明した状況に加え、各島の近所に①が存在する場合は、右図のように、各島から①に1本ずつひいた後、2本ずつ残りの島に線をひいて完了します。

Special cases of 3 in the corner, 5 on the side and 7 in the middle (A) Special cases of 3 in the corner, 5 on the side and 7 in the middle (B)

4. ④が底辺にあるとみなされるケース:

例題中央下④は、真下に島がないため、 底辺に位置している状態と同じ条件になります。この場合、左ヨコ、右ヨコに位置する①がある場合、それぞれに1本ずつ線をひき、後の2本は上につなげてあげます。

Special case of 4 on the side (A) Special case of 4 on the side (B)

5. ⑥が中央に位置するケース:

図のように⑥が中央に位置し、右隣にある①に結ばれるとします。 この場合、後5本を他の島に向けてひかけなければならないので、最低でも図のように3つの島に1本ずつ線をひくことになります。もし、①に線がひかれないとするならば、それぞれ3つの島には2本ずつ線がひかれることになります。つまり、①に線がひかれるとしてもひかれないとしても、 他の3つの島には最低1本ずつ橋がかけられることになります。

Special case of 6 in the middle (A) Special case of 6 in the middle (B)

離れ小島を避ける方法

ブリッジパズルで忘れてはならないのは、最後に全ての島がつながるというルールです。ここでは離れ小島をつくらないための方法をいくつか紹介します。

1. 離れた2つの島:

右サイドの①、底辺にある②に注目してみましょう。 ①と①、②と②同士をつなげてしまうと、他の島から離れて孤立してしまいます。 よって、離れ小島にならないよう、①はAの島につなぎ、②は最低1本はBの島につないでおきます。

Isolation of a two-island segment (A) Isolation of a two-island segment (B)

2. 離れた3つの島:

例題中、底辺の②に注目してみます。図のように1本ずつ①に向けて線をひいてしまうと、3つの島で完結してしまい、他の島から離れてしまいます。よって、右図のように、1本は必ずA につなげておきます。次に左端の③に注目してみます。③から図のように線をひいてしまうと、3つの島が孤立してしまいます。この場合、右図のようにBに1本つないでおくことで、離れ小島にならずにすみます。

Isolation of a three-island segment (A) Isolation of a three-island segment (B)

3. 大陸の切断を避ける方法:

大陸が突然切断してしまわないように気をつけます。ここでは、7つの島が結ばれていて、そのうち6つの島が完了しています。唯一完了していない中央上に位置する③の島から左に位置する①に向けて引いてしまうと、この大陸全部が他の島から切断されてしまいます。よって、③から真下にある⑤に向けて1本線をひいておくことで切断を防ぎます。

Isolation when a segment connects to an island (A) Isolation when a segment connects to an island (B)

4. 大陸同士の孤立を避ける方法:

ここでは2つの大きな大陸ができており、小さい方の大陸は⑥が、大きい方の大陸は中央上の③が、あと2本残して完了されずにいます。ここで、この残されている2つの島同士に2本引いてしまうと、2つの大陸が合体したまま孤立してしまいます。よって、③からは最低1本は他の島(この場合、左に位置する③)にひいておきます。

Isolation when a segment connects to another segment (A) Isolation when a segment connects to another segment (B)

アドバンステクニック

ここからは上級テクニックです。少し先のステップを推定し、矛盾しないように解いていくためのアドバンステクニックを勉強してみましょう。ここではいくつか例題を紹介しますが、これをベースに独自でどんどん応用して難問に挑戦してみましょう。

1. 島をブロックしてつながった島が孤立してしまうケース:

例題中右サイドの④に注目してみます。もし④から上方向に線が引かれないと仮定すると、残り3本の行く先は、左ヨコの②の島に向けて2本、真下の③の島に追加1本ひくことになり、真ん中の図のように5つの島で孤立してしまう結果になります。よって、④から最低1本真上の島に線をひくことで、この状況を回避することができます。

Isolating a segment by blocking a bridge (A) Isolating a segment by blocking a bridge (B) Isolating a segment by blocking a bridge (C)

2. 橋を追加することでつながった島が孤立してしまうケース:

上中央の②に注目してみます。あと1本を右ヨコにある③につないでしまうと、真ん中の図のように6つの島がつながれることになり、6つの島が孤立してしまいます。よって、②からあと1本を左ヨコの島につないであげることで、この状況を回避することができます。

Isolating a segment by adding a bridge (A) Isolating a segment by adding a bridge (B) Isolating a segment by adding a bridge (C)

3. かけた橋で島を孤立させてしまうケース:

左図中央下の②に注目してみます。②から下には線がひかれないと仮定すると、②からは真ん中の図のように結ばれる結果になり、②の左ナナメ上にある①を孤立させてしまうことになりNGです。よって、右図のように最低1本は真下の島につないでおくことで状況を回避することができます。

Isolating an island with bridges (A) Isolating an island with bridges (B) Isolating an island with bridges (C)

4. 橋の数があわないケース:

左上①から右サイドの島へ線をひくとすると、真ん中の図のように①の下にある4つの島が結ばれる結果になります。左下②からあと1本ひかなければならないのですが、ひく先がない状態です。よって、右図のように①から真下の②へおろすことで、橋の数があわない状況を回避することができます。

Creating bridge-connection conflicts (A) Creating bridge-connection conflicts (B) Creating bridge-connection conflicts (C)